■バイオメガラプトル
画像1 画像2 画像3 画像4 画像5 画像6


可動箇所
首(2)、顎、肩(2)、肘(2)、股関節(2)、膝(2)、足首(2)、爪先(2)、尾

食玩「ゾイドカスタマイズモデル」よりディガルド武国のバイオ四天王の一角、ザイリン少将の乗機であるバイオメガラプトルをフル可動化してみました。そのついでにプロポーションについてもちょこちょこと手を入れてあります。
ゾイドシリーズの食玩は、初めに立体物ありきなメカだけに、大抵出来は良いはずなんですが、このシリーズのバイオメガラプトルだけは見本写真が発表されたときから愕然とするほどにイメージが異なっていました。製品版は見本よりは若干マシになっていたものの、ラプトル系の恐竜のラインからちょっと外れているように思えたので、その辺を中心に改修しています。

見本写真では、頭部が前後に酷く寸詰まりになっていて、まるでラプトル系というよりはパキケファロサウルス系に近いラインをしていたんですが、製品版ではなんとかラプトルっぽい顔付きに、それでもまだ納得がいかなかったので、鼻先を削って額のラインをフラットに、首に関しては頭部と分離させてから前後に入れ替えて先細りになるように変更しています。

今回おそらくは一番印象を変えるのに貢献しているのが、脚部ではないかと思います。製品版ではジャンプ直前の屈伸しているようなポーズになっているため、いまいちラプトル系の軽快なイメージが損なわれていたので、膝、足首、爪先にボールジョイントを仕込んで脚を伸ばした状態にしつつ、股関節位置を3mmほど前に移動しました。また爪は一本一本独立しているように間を切り離し、裏側から彫刻刀で抉り、鋭くなるように改修しています。

腕部は肩と肘にボールジョイントを追加し、爪について脚部を同じ処置を施しています。また尻尾は股関節位置を移動してもまだ短めに感じたので、先の部分を新造しました。

塗装に関してはワリと定番で、Mrカラー使っていますが、銀のヘルアーマー部分は、最初Mrカラーのシルバーで下地処理後にガンダムマーカーのメッキシルバーを使いましたが、トップコート吹いてもベトつくため、結局Mrカラーのシルバーのみに留めています。それと胸部のコアと目については蛍光レッドを使用しています。

実はこのバイオメガラプトルを改造する際にひとつ勘違いしていることに気がつきまして、このゾイドのモデルとなった恐竜は、てっきり量産機「バイオラプター」と同じヴェロキラプトルあたりで、それを巨大化したのでバイオ「メガ」ラプトルという名前だと思っていたんですが(他のバイオ四天王と比較しても小さい恐竜がモチーフなので)実はちゃんとメガラプトルって恐竜いたんですね、全長9mくらいのラプトル最大種が。雰囲気的にはティラノサウルスよりも出会ったらヤバそうな恐竜です。

画像6にて、素のままの製品版と並べてみました。製品版の腰から尻尾にかけてがちょっと見えにくくなっちゃってますが、どの程度変わったかはお分かりいただけるかと。

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