■ピンクの戦車(1/72scale M3スチュアート軽戦車)
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かの永野護氏のワリと有名な話で「どピンクのメルカバ」ってのがありましたけれど、まさか自分でピンクの戦車作るとは思いませんでした。
そんな自分でも思ってなかった「ピンクの戦車」作ることになったのは、アミタソに「ガチャ改造してるのはしょっちゅう見てるけれど、プラモデル組んでるの見たことがない」と言われたのが発端。それじゃあというんで手軽に組めて且つ一度作ってみたかったM3スチュアート軽戦車をセレクトし、ハセガワの1/72scaleキットを買ってきて、「何色にする?」と聞いてみたところ「ピンクっ!」となったのがキッカケです。

基本的にはキット素組みして塗装しているだけですが、そんなこんなで塗装で遊ぶことになり、でもせっかくならオモチャっぽいピンクではなく、それっぽい感じにしてやろうではないか、とやってみたのがコレ、いわゆるデザートピンクってヤツです。
デザートピンクの塗装って言うとタミヤのMMシリーズで出ていたランドローバーの「ピンクパンサー」を思い浮かべるワケですが、このピンクの塗装ってのがなんでも「第二次世界大戦時にアフリカ戦線で英軍にて、砂漠でB24爆撃機とモスキート戦闘爆撃機が消息を絶ったもののなかなか発見できず、ようやく見つけたところ紫外線で塗装がピンク色に変色し、砂漠の砂の色に溶け込んで見つけにくかった」というエピソードから試験的にやってみたらしいです。そんなわけで、米国戦車ではあるもののレンドリース法で英軍にも配備されていた同軽戦車が試験的にデザートピンクに塗装されたってこともなくはないかな?と思ってこんな感じに。

このM3スチュアート軽戦車ですが、初めて知ったのはまだ小学生くらいだった頃。
親父がタミヤMMシリーズの同戦車を作っていたのを見た頃からなので、個人的には結構馴染みの戦車です。今回組んだ1/72scaleのハセガワ製キットは30年以上前から生産され続けているワリと初期のキットで、設計的に古いパーツ分割しているところもあるし、実車とは異なる部分もあるんですが、あんまり実車にこだわることなく自由に楽しむことを重視して組んじゃいました。
ちなみにこの戦車、偵察用に使われていた軽戦車ですが「敵撃ったの砲弾を弾ける距離では自分の撃った砲弾も弾かれ」、「自分の撃った砲弾で敵の装甲を撃ち破れる距離ではこちらもブチ抜かれる」という絶妙なバランスを持った戦車としてはワリと困った代物だったとか。それでも敵軍には鬱陶しい軽戦車として嫌われていたそうですが。

ときに「ピンクの戦車」っていうと昔の子供向けTV番組「ピンポンパン」にそんな歌がありました。あれは反戦の歌だったらしいんですが、歌自体は今でも結構覚えてます。まぁ今回の「ピンクの戦車」も戦争に行くよりは「僕らの夢」を載せて行ってくれた方がよろしいかと

結局のところ、今回の「ピンクの戦車」個人的にはかなり楽しんで組めましたスケールモデル的には邪道っぽいですね、そのワリに色々とピンクである必要性とか捏造したりして、ある意味遊び切れていないような気も。

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